物語の世界に浸ろう(番外編) 〜 漫画家・矢吹健太朗先生「ワキを疎かにするやつは信用できない!」
漫画家・矢吹健太朗先生。週刊少年ジャンプで「To LOVEる」や「Black Cat -ブラックキャット-」を連載していた、いまや言わずと知れた売れっ子作家さんです。
なにやら「ジャンプ+」のネット記事が大変盛り上がっていたので、せっかくだからそちらのご紹介とともに…矢吹先生の名言を引用させていただきたいと思います。
記事の中で繰り広げられるのは「矢吹先生に女子トイレの公共マークを描いてもらおう!」というトンデモ企画。なんたる矢吹絵のむだづかい。な、なんてぶっ飛んだ企画を考えるんだ……だが嫌いじゃない。
そして易々と行なわれる矢吹先生の超絶センスデザインワーク。
な、なんだこれ…これで女子トイレだと判別しろというのか……!? むしろ世の中の変態紳士さんたちが入っていっちゃわない? だいじょうぶ??公共マークの仕事してください。
デザインを企画する人って、すごいや……(遠い目)
そんな内容のお話でした! ところでぼくは内心「いまさらだけどこれ、物語の中から文章引用してくるって趣旨とぜんぜんちがうな」と疑問を持ち始めております。まぁいいや。
この企画漫画の中で……企画物語の中で! 矢吹先生が仰っていた名言を引用させていただきます!
漫画「To LOVEる」執筆における先生自身の漫画観が語られているのですが、そこで当然、話題は「えっちなシーンについて」振られています。さすが「矢吹絵=えっち」の代名詞なだけある。
「描く時にこだわってんのは ワキ ですかね」
「"ワキ をおろそかにするやつは 信用できない!"」
「大事な話は シャワーシーンで」
「やっぱシャワーシーンだと 読者の集中がグッと高まるじゃないですか
だから大事な話はシャワーシーンでやったりします
ダークネスの1話とか」
熱い漫画論。これぞ矢吹流……!
名言なんやら迷言なんやら。
思ったのだけれど、大事な話でシャワーシーンしたら話が頭に入ってこなくない?? だいじょうぶ…??
さて、本題が終えたところでここからは完全に余談。
漫画の中では「バクマン。」の登場キャラである天才漫画家・新妻エイジが「実は矢吹先生がモデルなのでは?」ということに触れていましたね。
ぼくはアレ、てっきりONE PIECEの尾田栄一郎先生か、BLEACHの久保帯人先生かと思ってました。天才肌というかライブ感というか。新妻エイジみたいな「シュババー!」とか身振り手振りしながら漫画を描くのって、突き抜けたセンスを持つ大御所作家さんだというイメージが勝手にあったもので……
でもたしかに矢吹先生は全身絵を描くことが多いから、めっちゃ身体をくねらせながら模写してそうなイメージはある…かも。かもしれない。