「盾の勇者の成り上がり」ネガティブ勇者の主人公を獣耳ヒロインが攻略していく話!
盾の勇者の成り上がり 1【電子版書き下ろし付】<盾の勇者の成り上がり> (MFブックス)
- 作者: アネコユサギ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2013/11/28
- メディア: Kindle版
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今回ご紹介するのは「盾の勇者の成り上がり」というラノベ。
要約するとタイトルのとおりです。
「女の子に裏切られて何も信じられなくなった主人公を、獣耳+獣尻尾のヒロインが心を射止めるために攻略していく物語」です!!
いかにも表紙からは「真実を求める冒険ハイファンタジー」とか、タイトルからは「どん底から這い上がっていくサクセスストーリー」みたいに捉えられがちですが、ぼくは声を大にして言っておきます。
これはまぎれもなく、冒険モノの皮をカブったギャルゲーだっ!!
(ただし、攻略対象は主人公)
ここから読んでない方のためにあらすじを書いておきましょう。
*ただし、若干のネタバレと妄想的解釈を含みます。ご注意ください。
まず、登場人物から。
◆ ナオフミ
盾の勇者。
信じていた女の子に裏切られるわ、寝込みを襲ったと冤罪が出回るわで街では誰からも信用されてない。わりとガチでひどい目にあってる。
以来、人間不信になり「あのクソビッチだけは許さん…」などとぶつぶつ言いながら奴隷の女の子を連れ回すようになる。
◆ラフタリア
獣耳で獣尻尾の娘。
ナオフミの奴隷。
めちゃめちゃグラマラスなお姉さん。でも作中年齢はたぶん10歳以下。
◆ビッチさん
ナオフミに強姦の冤罪をかぶせて、それをダシにイケメンの勇者とよろしくやっている。
実は一国の王女とかいう裏設定があるけどこの話では関係ない。
◆イケメンの勇者
モブの勇者。
ビッチさんの今カレ。ナオフミに敵視されている。
ここからあらすじです。
ラフタリアとナオフミは奴隷小屋で出会います。
奴隷として繋がれていたラフタリアを檻から出してくれたのです。まさにラフタリアにとってナオフミは白馬の王子様。
ナオフミは彼女にそっと甘い言葉を囁くのです。
「俺はお前に魔物と戦うことを強要する」(CV:福山雅治)
それからというもの、けして逆らえないように呪いをかけられたり苦い薬物を毎晩飲まされたり生き物を殺すよう命令されたりしますが、王子様でご主人様です。ラフタリアにはなにも問題ありません。
(道中にて戦ったりレベルアップしたり村が滅ぼされたりしますが、割愛)
しかし、恋愛に障害はつきもの。
ある日ナオフミの元カノことビッチさんと出くわします。
なんと、ビッチさんはナオフミのことをハニートラップでハメて、強姦の濡れ衣を着せた性悪女だったのです。
そのせいで街では今でも後ろ指をさされるし、誰も信じられなくなったのです。
「俺はやってない…」
トラウマを掘り起こされてからさぁ大変。ナオフミはうわ言のように呟きます。
そんな弱った王子様を籠絡するのはヒロインのお仕事です。
「私はなにがあろうとも、ナオフミ様を信じております」(逆らえないよう呪いをかけたりするけれど)
「黙れ! また、お前達は俺に罪を着せるつもりなんだ!」
「私は、ナオフミ様が噂のように誰かに関係を強要したとは思っていません。アナタはそんなことをするような人ではありません」(奴隷にはするけれど)
「私の命を救い、生きる術と戦い方を教えてくださった偉大なる盾の勇者様…」
フィニッシュ!! ナオフミ攻略!!
とゆー話が1巻までの内容です。
(この間、イケメン勇者とナオフミが決闘したりしますが、割愛)
こうしてみるとたしかに恋愛要素マシマシなのがわかりますね。
悲劇に振り回された2人の感動的ラブストーリーが読めるのはこの作品だけ! ぜひご一読を!
ちなみに、ご興味出た方は小説版よりもコミック版を読むことをおすすめ致します。
小説版は、あのー、良くいえば親しみやすいのですが…どうしてもケータイ小説テイストが否めないので。
1巻の内容はコミック版だと1.2巻でコンパクトに楽しめますよ♪
盾の勇者の成り上がり 2<盾の勇者の成り上がり> (コミックフラッパー)
- 作者: 藍屋球
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2014/11/23
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