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【リアルタイム感想まとめ】「Re:ゼロから始める異世界生活」の第4章を読んで。ぼくの感想文実況中継をまとめました。(1/6)

 

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◆はじめに。

 

これは、「小説家になろう」で連載中の【Re:ゼロから始める異世界生活】を読みんだリアルタイム感想を、わかりやすくまとめたものです。今回は4章の内容についてまとめていきますよー。
記念すべき第一回目(前回)のものは、コチラ↓からどうぞ!

【リアルタイム感想まとめ】みんながハマってるラノベ「Re:ゼロから始める異世界生活」の第2章を読んで。ぼくの感想文実況中継をまとめました。 - Kindle三昧
 

なんと4章は現在時点で他のどの章よりも長いとのこと。3章でもだいぶ感想長くなったのに…? 

 

と、ともかく、この先はネタバレありきですのでご注意を!

 

 

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物語の世界に浸ろう(番外編) 〜 漫画家・矢吹健太朗先生「ワキを疎かにするやつは信用できない!」

 

漫画家・矢吹健太朗先生。週刊少年ジャンプTo LOVEるBlack Cat -ブラックキャット-」を連載していた、いまや言わずと知れた売れっ子作家さんです。

 

なにやら「ジャンプ+」のネット記事が大変盛り上がっていたので、せっかくだからそちらのご紹介とともに…矢吹先生の名言を引用させていただきたいと思います。

 

 

記事の中で繰り広げられるのは「矢吹先生に女子トイレの公共マークを描いてもらおう!」というトンデモ企画。なんたる矢吹絵のむだづかい。な、なんてぶっ飛んだ企画を考えるんだ……だが嫌いじゃない。

 

 

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そして易々と行なわれる矢吹先生の超絶センスデザインワーク。

 

な、なんだこれ…これで女子トイレだと判別しろというのか……!? むしろ世の中の変態紳士さんたちが入っていっちゃわない? だいじょうぶ??公共マークの仕事してください。

 

 デザインを企画する人って、すごいや……(遠い目)

 

 

そんな内容のお話でした! ところでぼくは内心「いまさらだけどこれ、物語の中から文章引用してくるって趣旨とぜんぜんちがうな」と疑問を持ち始めております。まぁいいや。

この企画漫画の中で……企画物語の中で! 矢吹先生が仰っていた名言を引用させていただきます!

 

漫画「To LOVEる」執筆における先生自身の漫画観が語られているのですが、そこで当然、話題は「えっちなシーンについて」振られています。さすが「矢吹絵=えっち」の代名詞なだけある。

 

「描く時にこだわってんのは ワキ ですかね」

「"ワキ をおろそかにするやつは 信用できない!"」

 

 

「大事な話は シャワーシーンで」

「やっぱシャワーシーンだと 読者の集中がグッと高まるじゃないですか

だから大事な話はシャワーシーンでやったりします

ダークネスの1話とか」

 

熱い漫画論。これぞ矢吹流……!

名言なんやら迷言なんやら。

 

思ったのだけれど、大事な話でシャワーシーンしたら話が頭に入ってこなくない?? だいじょうぶ…??

 

 

さて、本題が終えたところでここからは完全に余談。

 

漫画の中では「バクマン。」の登場キャラである天才漫画家・新妻エイジが「実は矢吹先生がモデルなのでは?」ということに触れていましたね。

ぼくはアレ、てっきりONE PIECE尾田栄一郎先生か、BLEACH久保帯人先生かと思ってました。天才肌というかライブ感というか。新妻エイジみたいな「シュババー!」とか身振り手振りしながら漫画を描くのって、突き抜けたセンスを持つ大御所作家さんだというイメージが勝手にあったもので……

 

でもたしかに矢吹先生は全身絵を描くことが多いから、めっちゃ身体をくねらせながら模写してそうなイメージはある…かも。かもしれない。

 

 

アニメ「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」を3話まで観て。お、おかしい……ぼくは「反テンプリズム」を見ていたはずでは……

 

4月から今期のアニメが続々と始まっていますね。
その中でも今回は「ロクアカ」こと「ロクでなし魔術講師とアカシックレコード」を取り上げましょう。


なぜって? 理由は単純!
アニメ「ロクアカ」は今期の中でれぐるすが最初にピンときたから! ちょっと贔屓目に見ておりますよ。

 

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ひとまず1〜3話まで見終えて。それぞれぼくが持った印象を、時系列順に振り返ってみますね。

 

 

◆ 1話「やる気のないロクでなし」を観て。


始まりましたー! うおおー! アニメ第1話ってむやみにテンション上がるっ!
…とはいうものの、1話の内容自体は「メインキャラ誰も見せ場ないんかいっ!」ってツッコミを入れるしかない…! この全力でツッコミを享受する姿勢、ぼく嫌いじゃないぜ!


毎期ごとにある、いわゆる「ラノベアニメ枠」…あるいは「石鹸枠」「テンプレ系」の筆頭として満を辞して放送されました。…こ、こうやって言ってみるとあんまり通り名はよろしくないね…
この通り名からもわかるとおり、「ラノベアニメ=低クオリティ」というのがわりとここ最近の風潮みたいです。
なんでそんなことになったのかっていうと、主に「女の子と出会う!」「女の子の着替えを覗く!」「女の子から決闘を申し込まれる!」「チートスキルで女の子を倒す!」「フォーリンラブ!」という完全性テンプレ的脚本に沿ってストーリーが進み、そのまま最終話まで完走しちゃう…というのが一時期大流行したから。そりゃあ似たようなストーリーばっかり見せられたらうへぇ…てなっちゃうよ、しょーがない。


…が! 「ロクアカ」はそんな「ラノベアニメあるある」を逆手にとり、上手にギャグとして昇華しておりましたっ!
こうしてみると主人公が「やれやれ…だりー」ってやってるのも物事に対して批判的なキャラとして立っていて、うん。なかなか自然なキャラっぽいじゃあないですか! 周りのヒロインたちをあえて純真無垢っぽく振舞わせ、それを車に構える主人公目線で「ご都合主義の世界を遠巻きに眺める視聴者の代弁者」って感じで、うんうん。いいんじゃあないでしょうかっ!?
なるほど…まるで「俺ガイル」のような風刺的な作風なのか…! おもしろくなりそうだ! と、変なところでぼくのモチベスイッチが完全に入っちゃいました。断りを入れるのが大変遅くなりましたが……ぼくの感性はだいぶヘンだ。

 

 

◆ 2話「ほんのわずかなやる気」を観て。


ひとまずお先に。
ぼくの期待していた方向からは完全にズレた! Oh…


どういうわけかさっぱりわからないけれど、あれだけ「これはテンプレ風刺を楽しむギャグアニメだヨ?」といわんばかりの盛大な前フリがあった第1話。その盛大な前フリを全て包んでくるんでゴミ箱にダンクシュートして、2話からはまったくのテンプレ展開が始まってしまったぞ…! は、はじまってしまった、ぞ…?
お、おかしい…ぼくの気分としては今まさに昇ってた梯子を突然乱暴にハズされたような気分です…急降下しちゃうよ…


え、えっと…いやまて、落ち着け。よーく振り返ってみよう。ぼくの描いていた「反テンプリズム」なところがどこかにあるはずだ…絶対残っているはずだ…


まず…「ロクデナシだといわれていた先生が急に真面目な話を始める」
「生徒たちが褒めちぎる」
「なぜかシスティちゃんが好意的になっている」
「学校にテロリストが現れてチートスキルで倒す」


まごうことなきテンプレートじゃ……ない……です……か。
学校にテロリストとか…全世界の思春期ボーイ&ガールたちが思い描く…夢の象徴じゃないですか……


第1話は、うぅーん…? あれっ、ぼくまったく別の作品を見ていたりしないかい…?

 

このへんの唐突なアルカナのカード登場では真面目にギャグしてておもしろかったけれども…!

なんだよあの謎ポーズとグレン先生のキラキラエフェクト…笑わせにきてるよあんなの…

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ほかには、ズドンさんが人気(ラジオ談)な理由がよくわかりました。すばらしい変態さんですね(ラジオ参照)

 

 

◆ 3話「愚者と死神」を観て。


あ、これはこれでおもしろいぞ…?


2話を経て、ぼくが楽しむべき方向性を見失ったところでの3話です。だいぶ軌道修正された感があります。ぼくにも…ぼくにも光明が見えてきたよ…っ!


ざっくり振り返ると、「とある魔術の〜」の小規模バージョンといったところ! ただ、今のところは学校にテロリストがやってきたというだけなので、イマイチ壮大さには欠けるけども…主人公グレン先生のチートスキルに対しても「敵側なりの対抗策」をそれぞれ提示して攻略しようとしていたのが、れぐるす的にオイシイ見どころ。


だいたいこの手のって、主人公が敵のチートスキルの攻略をしようとばかりになりがちだけど、敵側にやらせるのがおもしろいですね。「魔法キャンセルをされる前にあらかじめ使っておく」とかは単純だけど、敵側もちゃんと不測の事態に対処しようとしてるって感じがうかがえていいなー。


ただ、なんというか…

これはアニメの演出の話になっちゃうんだけど、どれもこれも…「愚者の世界」の登場にしてもその欠点にしても、唐突感が否めないのが、ほんっとーに残念なところ。これたぶん、1話をあんな内容にするくらいならこのへんを丁寧に補足するなり伏線張るなり、やりようがあったのでは…と思っちゃいますね。
たとえば授業の中でたった一言、「魔法は一度発動すると止められないけど出だしで阻止すれば発動しない」とか、そーゆーフォローがあるだけで視聴者も置いてけぼりにならない「丁寧な話」になったんじゃないかなあ、とか。ぼくなりに安っぽい頭を使って考えてみたのでした。


でも演出が惜しいってだけで、話自体は2人のヒロインにそれぞれ特徴を見せてたし、たぶん原作の内容は充実してるんじゃないかというのがうかがえました。

聞くところによるとアニメ化前からかなり売上上位ランカーに君臨していたそうだし。どうせならこれ、アニメよりも原作ラノベを読んだほうが楽しめるのかもしれない。

 


いろいろ迷い道しましたが、たぶん今後もアニメは追っていくことになりそうです。

【Re:ゼロから始める異世界生活】ルグニカ慣用句辞典 〜 ガーフィール・ティンゼルくんも大好き謎慣用句をぼくなりに意訳してみました

 

◆ はじめに。


「リゼロ」四章にて登場するガーフィール・ティンゼルくんがことあるごとに会話で用いる謎慣用句。
妙に耳障りの良い響きなのでぼくも使ってみたいなと思い、自分なりにまとめてみることにしました。名付けて「ガーフィール慣用句大辞典計画」!
なにせ話を読み進めながらのことなので、ぼちぼち気が向いた時に充実していく予定です。エターナル予定は、ない。

 

文脈から勝手にぼくが補完しているため思い違いが大いに予想されます。それとなく「ここちがうんじゃない?」ってことをコメント欄にてささやいてくださるとぼく喜びます感謝します。わーい。

 


◆ 第四章6 『聖域への道中』より


『突き抜ける杭ほど先細って脆い』

勇み足。考えなしに物事を進めるとかえって痛い目をみるという意。

「どこの誰だか知らねェが、『突き抜ける杭ほど先細って脆い』ってやつだな」


『右へ左へ流れるバゾマゾ』

為すすべなし。流れに逆らうことができず事態が悪化していくさま。

「このガーフィール様の前に出たのが運の尽きだ。『右へ左へ流れるバゾマゾ』みたいになっちまいな!」

 

 

◆ 第四章7 『実験場』

 

『折れる骨の音もまた愛の証である』

 献身的に尽くすことの例え。

「痺れる判断だ。いい地竜……いや、いい女じゃねェか、てめェ。『折れる骨の音もまた愛の証である』たァよく言ったもんだ」

 

『めくってもめくっても青い肌』

馬耳東風。まるで意に介さないことの例え。

『めくってもめくっても青い肌』、聞いてやらねェよ――!」

 

『焼けた鉄を齧る馬鹿は痛いだけ』

無鉄砲。できないと分かりきっているのに挑戦すること。

『焼けた鉄を齧る馬鹿は痛いだけ』ってな。てめェじゃ俺様にゃ勝てねェよ。実力差省みて大人しくしとけや。――痛い思いはしたかねェだろ?」

 

 『赤い鼻した寒がりトドノス』

 編集中です……しばしおまちを。

「はッ、まァいいってことよ。てめェのその間違った考えも、いずれ俺様が自分の手で最強を証明して覆してやっからよ。せいぜい今は『赤い鼻した寒がりトドノス』みたいに思っておきな」

 

 

 

映画「黒子のバスケ LAST GAME 」の感想。黄瀬くん推しのぼくも満足な出来でした!

 

 

 



アニメ「黒バス」が劇場版で登場! ということで早速観てきましたよ。

 


やっぱり「黒バス」の醍醐味といえば超人能力バトルシーン! これはもう文句なくカッコよかったです。

登場人物全員がボロボロの満身創痍になりながらも、必殺技を披露して強敵をヒネり潰すのは圧巻です。「あれ? これバスケ漫画だよね?」と疑ってしまった。……でもよく考えたらそんなの今さらすぎる話であった。


内容はジャンプNEXTで掲載された番外編の内容を踏襲してるよ! ってことがあらかじめ予告編を観てわかっていたのですだけれど…映画の魅力はそれだけじゃなかったのです!


それにプラスして……漫画ではあくまでもキセキの世代がクローズアップされていたのに対して、映画では「火神くんと黒子くんの友情」を収録。原作者監修のもと漫画で描かれていなかった部分を知ることができます。
だからこの映画を経て、やっと「黒子のバスケ」という作品そのものが完結するような仕掛けになってるみたい。これには原作ファンも感涙ものなんじゃないかな。きっとそう。まちがいない。
ただし、ぼくは黄瀬くん推しである。誠凛メンバーの友情はさんざん本編で語り尽くされてきたのだから、番外編くらいではキセキの世代に華を持たせてあげてよ! 主に黄瀬くんをっ!


ぼくの黄瀬くんラブなのは、原作漫画で黄瀬くんが初登場したころまでさかのぼる。だいたい3話ぐらいからじゃなかったでしょうか。もうほぼほぼ初期のころからである。
黒子っちにワンワンと尻尾を振りながら「ぼくと契約して一緒のチームになろうよ!」と懸命に誘っていながらも「キミ誰ですか」とおざなりに扱われてきたころからぼくは黄瀬くんのことを愛してやまない。ほんとぼくは不憫なコが好きだな。


それから最初に撃破される黄瀬くんですが、なんだかんだ「主人公チームの背中を追うライバルポジション」に収まり、脇役だからこそできる熱い試合を何度も生み出してきました。
「最強選手・青峰くんとの試合」や「最強チームに変貌を遂げた誠凛とのリベンジマッチ」など。何度も挫折を経験してなお追いすがる姿は、ぼくたち読者に何度も感動と熱狂を呼び込んできました。まさに作中での「名シーンメーカー」と評するにふさわしい健闘ぶりですね。


で、そんな黄瀬くん。映画の目的が「キセキの世代みんなに活躍の場を恵んでやろうぜ」というものだったので、例に漏れずちゃーんと見せ場がありました。
これまた映画の中で出てくる「規格外の最強選手・シルバーさん」と一騎打ちします。きみは何回最強格への当て馬にされるんですか!

 

実際には黄瀬くんもじゅうぶんに「最強格」選手に成り上がっているので、ご存知「パーフェクトコピー」のフルダイブ状態でシルバーさんをヒネり潰すという黄瀬くんファン大勝利の展開に。

その後の黄瀬くんスタミナ切れによる中途離脱も含め、完全に様式美にハマっています。これまた黄瀬くんファン大歓喜

すみません、興奮のあまり黄瀬くんファンでくくっちゃいましたが、ぼくだけが狂喜している可能性もあります。ここに訂正しておきます。

 

なんにせよ、せっかくキセキの世代がみんな仲良くいっしょのチームになったのだから、もっとみんなと連携プレーも見たかったなあというのがぼくの飾り気のない感想であり欲望です。

いちおう、シルバーさんを相手取るときに青峰くんと黄瀬くんでの連携をしたり、ってことはありましたが…はっきり言ってあーゆーの最高ですもっとくださいって感じでした。

うぅん、不覚にもここで桃井ちゃんが「あの2人が再び同じチームになるなんて…うぅぅ…」って涙ぐんでるところで「まったくそのとおりだよ! そのとおりだよっ!」って悶えてました。思わず膝を叩いてガッツポーズしたくなった。けど耐えた。ギリギリ踏ん張った。誰かぼくを褒めてください。

 

 2時間という限りある時間のなかでみんなに活躍の機会を与えてくれた本作。もっとくださいという欲望はまるで尽きることないけれど、本当によくまとまっていたと思います。

たぶんぼくのおうちにある小さな小さなテレビ画面だと、たとえDVDで見る機会があったとしても映画館での感動を再現するなんてできっこないでしょう。それだけでも映画館で観た価値があった…素晴らしいバトルアニメだった…いや、バスケアニメだった…だった…?

 

いややっぱり、あれバスケしてないよっ!

 

 

漫画「まったく最近の探偵ときたら」が探偵ミステリーとしてぼくのツボすぎるので感想を垂れ流させてください。

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「まったく最近の探偵ときたら」というギャグ漫画があります。
「読んでてジワるギャグ」がウリ…! だと、勝手にぼくは思っています。1巻からすでにおもしろいし空気を作るのがうまいなと感心しきりだったのですが、2巻からその勢いが破竹のごとしでぼくのツボを直撃しました。だからちょっとね、紹介させてほしいんです。


さて、タイトルの文章っぽさと表紙の女子女子した感じをみる限り、あれれ…? よくありがちな「女の子にもしもアレさせてみたら」系の日常モノかしら? 「小泉さんがもしもラーメン好きっ子だったら」とか「女子高生がもしも亜人ちゃんだったら」みたいな?


…と思ってたら、まあたしかに当たらずしも遠からずだったんだけれど。
とんでもない、これは探偵系ミステリーを題材にした傑作ですよ。
とくに2巻はそのへんのシュールな雰囲気がぎゅっと詰まってて最高です。ぼく的には「陸の孤島ミステリーあるある」と「オトナのバーあるある」が好きです。大好きです。

ここではそのツボにハマったところを中心に感想を書きなぐらせてください。

 


◆ 「陸の孤島」編

 

 本作でも指折りのシリアスなエピソード。

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「絶叫館」という曰く付きっぽい名前のお屋敷に招待されたところから物語は始まる…

そこでは怪しげな男の口から、屋敷の古い話を聞かされる…

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「あの3年前」とは…いったいなにが起こったのか…ざわざわ…

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偶然にも事件の日と重なる…いったいなにが起こるのか…ざわざわ…

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次々と巻き起こる難事件ーー

 

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そんなものはない。

 

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勝手に深まる謎ーー

 

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この事件の謎は、あなたの目で確かめよう!(とくにない)

 

 

こんな「よくある洋館に閉じ込められるやつ」をさんざんイジリ倒してて、ミステリーファンだけでなく一般のかたでも馴染みやすいんじゃないでしょうか。実際、ツボにハマったけれどぼくはミステリーには疎いほうだし。

東野圭吾の小説「名探偵の掟」みたいな「名探偵推理ものパロディ劇」を思い出しちゃった。あれも以前にテレビドラマでやってたけれど原作もなかなかはっちゃけてておもしろいですよ。

 

 

◆ 「オトナの隠れ家」編

 

 申し遅れました。本作の主人公「ナディー」こと探偵のおじさん。

そんなおじさんが立ち寄るバーでのエピソード。

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ここでの主要人物は「マスター」と「常連客」です。どちらもダンディズム漂う御仁です。

 

「常連客」はウイスキーのロックが似合うワル。

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だいたいこんな感じのひと。

 

「マスター」はすごくオシャレで寡黙なおひとです。

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だいたいこんな感じのハイカラさん。

 

このお話ではバー独自のルールを知ることができます。これでみんなオトナの仲間入り!

 

例として、バーでの日常風景「グラスを遠くの席の人にシャッて投げるやつ」

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オトナたるもの、常に失敗の言い訳を準備しておこう!

 

 

こーゆーシリアスな雰囲気をイジリ倒すのがたぶん作者さんの真骨頂というか、一番の得意技だと思うの。なんかキメ絵がふだんよりも気合入ってるもの。

 

 

この作者さん、「この可愛らしい絵柄どっかで見たことあるなー」と思ってたら、実は以前にも紹介した「川柳少女」も別雑誌で連載されてるみたいなのです。雑誌を掛け持ちで両方ともギャグ漫画って、なかなかすごくないです…?

言われてみればどちらも雰囲気が似てて、うん、とってもぼく好みです。早く「川柳少女」のほうもつづき読みたい…

 

 

 

 

 

ラノベ「灰と幻想のグリムガル」10巻はセトラさんのターン! …いや、やっぱりメリイさんの正妻力高すぎるな…

 

ラノベ「グリムガル」最新刊! やっと10巻読めたー!


前回でランタの問題とかセトラさんが出てきてこじれたりとか大きく話が動きましたが、今回もやっぱり大波乱が続きます。一向に休まるひまがないっ!
そして…今回では10巻のあらすじにもあるのですが、冒頭からキーマン登場。このおっちゃん、なにやらグリムガルの真相をご存知の様子…? しかも、グリムガル以前のこともおぼろげながら知っているようで。


これはいよいよ、グリムガルも終幕に向かって動き出したってことなのかな。
作者さん、べつの新作も引っさげて忙しそうですもんね。まだ1巻しか出てないからもうちょっと様子見しようと思ってるんだけど、同作者さんの「魔法使いと僕」もぜひぜひ読んでみたいんだよなー。口コミだとまだまだ序章だから大きく話が動かないとかっていうことなので、そのせいで手が出せてないのであった…続刊が出てから一気読みしたいです。

 


◆ 「ハルヒロって、地味にモテるよね」セトラさんが押して押して押しまくる。


前回、ハルヒロたちに助力する代わりにハルヒロを言いなりにさせてえっちぃことを強要しようと目論むセトラさん!
…かどうかはわかんないけれど。いや、あながちまちがってもない、かも…? ことあるごとに子作りばっかり言ってるし。今回ではハルヒロくんの耳をイタダキマスしてるし。しかも挿絵にまで反映されてるって、おいおいおい待ちなさいよセトラさんっ! 愛情表現が嗜虐的すぎますって!

 

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「じつは心配だったんだ。本当はおまえに嫌われているんじゃないかと

いくらなんでも、やばいんじゃないの? これは、突き飛ばしたほうが……?

せっかく甘ったるい魅惑の言葉をかけてくれているのに、ハルヒロくんてば最低である。「突き飛ばしたほうが……」ってその判断それはそれでどーかと思うよ!

 

「すまない 」セトラはすっと身を引いた。顔が真っ赤になっている 。

「……自分でもよくわからないが、嚙みつきたくなった。人は発情すると、何をするかわからんようだな 」

ブコメ! ラブでコメな展開、ばんざい! だが、やってることは耳をかじっている。こんなラブコメがあってたまるもんですか。

 

前回でハルヒロくんを服従させる態度があんまりにあんまりだったもんでメリイさん派のぼくとしては「ゆるさん!ゆるさんぞ泥棒猫!」状態だったのですが、ここまで押しまくるセトラさんには一周回って好感が持てますね。正直、耳をかじったあたりがおもしろすぎてそれで今までのこと全部ゆるせるよね。いや、ゆるすもゆるさないもないけれどさ。

 

 火に油を注ぐ役のクザクくんもいい感じに空気読めてなくておもしろかった。

 

「……ハルヒロって、地味にもてるよね 」

クザクはわけのわからないことをほざいている。ユメはなぜ、うんうんとうなずいているのか。

「もてるだと?」と、セトラがクザクを睨みつけた 。

「どういうことだ? ハルには私以外にも女がいるのか?」

「あ、いやあ、前にハルヒロを好きだって人がいて、別のパ ーティの人なんだけど……」

「何だとぉ……?」

「みもりんなあ 」ユメは腕組みをして片方のほっぺたを膨らませた 。

 

クザクくん空気読んでくださいっ!

いや、ちがうのだ。彼はわりと空気読めるほうなのだ。ただし、空気が読めるからといって空気を読むとは限らないのであった…ぜったい面白がってるでしょコレ。「メリイが他の男と付き合うとしたらそれはハルヒロがいい」とかぬかしてる男の言うことじゃないよっ! どの口がっ、どの口がっ!

 

セトラさんもさすがにおかんむりですが、「まあわたしが恋慕するような男だし、不思議じゃないか…」と妙に腑に落ちてるみたい。このセリフ言ってるときのちょっとドヤ顔入ってるのが目に浮かびます。

 

 

◆ メリイさんのヒロイン力の前には、だが届かないーー

 

セトラがハルヒロを独り占めしようとするからだ。

ハルヒロはみんなのリ ーダ ーだし、言ってみれば 、ーーそう、ハルヒロはみんなのものなのだ。もの、という言い方は変かもしれないけれど、独占されては困る。

そもそも、セトラはパ ーティの一員じゃないわけだし、そうはいっても、セトラとは一緒に死線を越えてきた。戦友のようなものだ。

 

もう大丈夫だから、とセトラに言ってあげたい。あなたの恋人は、こんなことでいなくなったりしないから。

ーーわたしが、させないから。

 

これです。

セトラさんが一転攻勢をかけてきて「おっ、これはさすがのメリイさんでも今巻ばかりはセトラさんに軍配があがるかな?」と思ってたら、これですよ。

「あなたの恋人はこんなことでいなくなったりしない」「わたしがさせないから」の破壊力。前半でむくれたような態度のあとにメリイさんらしいいつもの凜とした態度を見せるの、すごくイイよね…

なんだかんだいってセトラさんのこと認め始めてるあたりも感慨深いです。読んでて「おおっメリイさん…!」て涙腺も頬も緩ませてもらいました。

 

やっぱりメリイさんて恋愛至上主義じゃないというか、どっちかというと女の子同士の友情を優先しそうなところありますもんね。「戦友」って評価、たぶんメリイさん的にはだいぶ高い位置にあるはず。

 

 

……ただ、まあ。その、なんていいますか。

ぼくの口からは多くを語らないんだけれど、今回はね、そう、うん。メリイさん的にはかなり、やばいです。修羅場です。もうこれは10巻のラストを読んでショックを受けてほしいかなって思います。ぼくのこの気持ち、一緒に共有してほしいな。うおおおっメリイさーーーんっ!

 

 

◆ 今回のハルくんピックアップ!

 

ぼくが好きなハルヒロくんのカッコいいお言葉をよりぬきしましょうそうしましょう。

 

「おれが死んだせいで全滅するより、おれが生き残って一人でも死なせないほうがリーダーとして正しい。セトラが言ってるのはそういうことだろ。
頭ではわかるけど、いざそんな状況になったら、おれはたぶん、自分よりみんなの命を優先する 」


「できるだけ正しい判断をしたいって思ってるよ。
ただ、おれはおれとして生きるしかなくて、別人にはなれない。
おれはこういうやつだけど、よければ信じて欲しいって、仲間に言うことはできる。でも、信じてもらうために、おれじゃない、違うもののふりをするのって、なんかずるいだろ。
何よりも大事な命を預けあうんだからさ。
おれは仲間に噓をつきたくない。
つけないし

 

セトラさんにたしなめられた時のハルヒロくんの切り返し。自分なりのリーダー論を述べるハルヒロくん、ほんとに成長したな、って。このグズグスと理屈をこねくりまわすセリフ、ぼくかなり好きです。

 

自意識が低いのは変わらずなんだけれど、自分の有用性は正しく理解してて、でもやっぱり仲間のためにはその一切を犠牲にしてでもみんなを救いたいって死を受け入れちゃう。

究極的には「みんなの傷つくところは見たくない」っていう我が身可愛さあってのことなんだけれど。真っ先に自分を投げ出していける姿に、みんなもそれこそ前巻で言ってたけれど「やれやれ、しょーがないから支えてやりますか」みたいな気持ちになるんだろうなあ。

 

人に文句つけられても自分のやり方を堂々といえるようになったハルヒロくん。まだまだこの先を、このパーティーの行く末を見ていたいなあと思っちゃいます。