Kindle三昧

小説とか漫画とかアニメとか。隠れた良作の楽しみ方を探求するブログです。

ラノベ「ゴブリンスレイヤー」1巻を読んで。ダークヒーロー像は今後のトレンドになるか!


今回のテーマはライトノベル「ゴブリンスレイヤー」1巻についてです!


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明確なネタバレはぎりぎり避ける方向で、作品の内容について語っていきたいと思います。どちらかというとぼくの感想垂れ流しのエッセイ風味になるかと思います。それでも少々ネタバレは入ってくると思うので気になる方はご注意を。


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アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!2」2話。新キャラゆんゆんと、前期キャストのカエルさん再登板!



大好評のうちに終わったアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」の第2期はじまりましたね。

ニコニコ動画で追っているのでぼくが観ているころには3話もやっていることでしょうが…そんな一回遅れなんて気にしないっ!

ぼくが観た第2話! せっかくなので感想まとめてみますね。


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ネタバレ気になる方はご注意を!




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ウェブで読める漫画「人魚姫のごめんねごはん」はグルメ+背徳感! まったく新しいグルメ漫画!

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質の高いWebコミックというのも最近では当たり前のように出てきてますね。

今回はそんな中でも「残念系ラブコメ」ならぬ「残念系グルメ」マンガが絶品だったのでご紹介します。


タイトルは「人魚姫のごめんねごはん」



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http://yawaspi.com/gomennegohan/


2話まで公開中みたいです。始まったばかりで話数は少ないですがすでに相当なポテンシャルを秘めているように感じますな…。


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読書家ご用達サービス「読書メーター」で977件のコメントを書き続けて思ったこと。アカン、短文サービスはぼくの文章力を殺す。


れぐるすは「読書メーター」というSNSを使っています。

内容は以前にも書いたような気がしますが、読んだ本を記録に残して、ついでに気が向いたらその本についてコメントも書き残せるよ、っていうものです。


昔は日記帳なんかにちらほらと書きとめたり、「今この本は何巻まで読んだかな?」というのを手帳に記録して探したりしてました。ただ、それだとページ数がいくらあっても足りないし、すごーく検索に不便。

それを読書メーターっていう素晴らしい記録サービスのおかげで、すぐに検索かけて調べられるようになったんですねー。


そんなわけで記録用としてずっと愛用していました。

この前調べてみたんだけど、コメントを書き記した件数だけでもぼくの場合977件に及んでいたみたいです。

まあぼくの場合は「月に何十冊読むよ!」とか「平均何冊ずつ読むようにしてるよ!」とかいうタイプではなく、わりと気が向いたら時に読み進めるタイプ。

きっと、ぼくよりたくさん読んでいるって人はいっぱいいっぱいいることでしょう。900件なんてまだまだ少ないもんです。


さて、こんなぼくが最近なにげなく思ったことがあります。

読書量の浅いぼくでもこう思うんだから、ひょっとすると他の方でも同じ考えの人がいるんでは? とちょっと疑問に思ったので、こうして書き留めておきます。


「なんか最近、文章力が落ちてきてない??」


いざ、人に面と向かって物語の魅力を伝えようとしていると思うのです。

相手の心に突き刺さるような言葉がすっと出てこない!!


いや、昔のぼくにそれがあったか?といわれるとぜんぜんそんなことはないのですが。むしろ、昔より語彙力だけは増えてるつもり。はず。たぶん。



言葉のひとつひとつ、まとまりがないんですね。

相手に伝える時ってプレゼンなので、「こーゆー話を展開してだからこの言葉で締める」っていう起承転結が必ずあると思うんです。

そういった話の組み立てが、今のぼくには不足しているような。そんな感覚。


いったい何が悪かったのか?はてはて。


例えば、ぼくが習慣にしていることは。

読書メーター」「ツイッター」といった短文サービス。

自分に時間があるときだけ、ぱっと思いついたことを気軽に発信できるのが最大の長所。というのは、もはや昨今では語るべくもないですね。


ぶっちゃけ、いまや使ってない人はいないんじゃないかってくらい爆発的に普及しているので、知人はもちろん、繋がりのないところから交流ができてくるというのがいいところ。

れぐるすも最近使い始めたばかりなのですが、本当にラクですね。

まとめる時間なんかも気にしなくていいし、なにより伝わるのが早いです。簡単な連絡なんかにも便利。

思ったことを書いておいて、あとで読み返すなんて使い方もできます。


なんだかんだ、語彙力が上がったのはこのサービスのおかげだと思っています。

短文しか打てないので、制限された中でどんな言葉を選ぶか。どの部分を削り落とすか。そーゆーことを考える必要があるので、自然と使う熟語の数が増えていってるみたいです。



では、逆に疎かになっていることは?

これです、すぐに思いつきました。ブログを最近、まったくといっていいほど更新していませんでした。

また、昔やっていた小説を作るってこともやめていました。


そうなんです、短文サービスを始めた結果、「これは便利だ」とそっち占める時間が膨大になって、ブログなどに費やす時間が削れていたのです。


そもそも、ぼくがブログを始めたきっかけはなんだったかな。

文章力を上げるためです。なるべく熟考にする時間をかけずに、すんなりと自分の伝えたいことをまとめられるようにしたかったのです。


少なくとも以前はずっとブログを続けていたので実感があるのですが、ブログは本当に文章力を上げるにはうってつけだと思います。


非常に自由度が高いぶん、書き手の気力が持つだけ、語彙が持つだけ、構成を見つめ直すことができるのです。

短文サービスでさっと作れるインスタントな文章と比べて、ひとつのテーマをどれだけ突き詰めることができるか、というのがブログの最大の長所ではないかとぼくは思います。



さて、こうして前置きしたところで。話は読書メーターに立ち返ります。

ぼくは本のコメントをなるべく残して、あとで見返して「このときはこんなこと考えて読んでたんだなあ」としみじみ振り返られるようにしているのですが。


もともと、こっちのブログ側で記事にまとめたい本を選定するための役割にすぎなかったのです。当初は、そのはずだったのです。


が。と、こ、ろが。

読書メーターがすっかりメインみたいになってしまっている!


900件超も記録しておいて、こっちで記事にまとめたのはいくつあったかしら…?



「ちょっと最近、読書メーターに依存しすぎじゃない?」


依存というか、ウェイトが大きくなりすぎというか。

結論からいうと「ブログを疎かににするな!初心に帰れ!」ってこと。

れぐるすは最初にブログを立ち上げた時の若かりしころを思い出すべきなのですね。そんないうほど歴も長くないけれど。



と、いうわけで。


ブログの更新、もっとがんばります。

可能ならいろんな題材を取り上げていきたいと思っています。


今のところ、読書メーターの貯金を使って記事を書いていくくらいだけれど。

今までどおり、漫画とラノベ。ぼくの何かしらの琴線に触れたものは、一時的な流行りであれずっと好きなものであれ昔の作品であれ、言葉の限りを尽くしていこうと思ってます。

ただ、いつもの調子で語るばっかりでも新鮮味がないので、たまには変わった企画ものもやっていこうかなと。

ちょうど、一日前にあげたものがそれです。「異世界迷宮の最深部を目指そう」ラノベ語り座談会みたいなやつ。あーゆー、雑誌インタビューみたいなかたちで取り上げるのも、たまには悪くないんじゃない?かな? ぼくはそーゆーの結構好きです。雑誌のインタビューとかどーでもいい記事でも読んじゃいますし。

とにかく、ぼく以外の目線から語られる作品批評っていの、ああゆうのやりたい。


あと、可能ならアニメや映画の話もしていけたらなと。

映画はですね、最近、ちらほらと漁っては借りてきてるので、材料もそこそこあるのですよ。ほら、最近「君の名は。」とか「聲の形」とかやってましたでしょ。あのへん、ブームが過ぎ去ったころに語ってみるのも悪くないんじゃないかなと。

アニメも、しばらく前までニコニコ動画繋がり悪かったんですけどね。WiFiの設備をちゃんとしたので、うん。もうちょっとマシに視聴できます。だから、ね。感想だってわりと期間あけすぎずにできるかなと。


一般小説にも手を出していきたいところですが、そのへんはあんまり比重をかけすぎないよう、まれにやっていくつもりでいます。あんまり一般小説って、ウケないしね。それでも需要があるならやっていくつもり。

ようは、みんなが話に興味持ってもらえたらそれだけでぼくは嬉しいです。Kindle、もっと普及して、もっともっと品数増えてくれればいいのにね。ね。



いちおう、これが今年の当ブログの抱負ということで。


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異世界殺伐ラノベ「異世界迷宮の最深部を目指そう」の魅力を開けっぴろげに語っていただきました。


2017年某日! れぐるすの会社仲間を集めて急遽、語らいの場が設けられたっ!

題して、「異世界迷宮の最深部を目指そう」の良さを広めたい座談会!



◆テーマになるのはこちらの本!


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「異世界迷宮の最深部を目指そう」!

この作品の魅力をテーマに、お酒を片手にわちゃわちゃと語っていただきました。





◆ 登場人物紹介!


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同僚くん

どんな飲み会でもオタク談義をはじめる。消費社会が生み出した闇。

「ぶっちゃけ、1〜2巻まではウォーミングアップです。面白くなる3巻まで一気に読んじゃいましょう」


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センパイ

大阪が生んだみんなのオカン。

「後輩ちゃんだけは汚させへん」


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後輩ちゃん

自画像なにがいい?って聞いたら「マグロっ!」って答えた。現代社会が生んだ闇。

「カシオレおいしい」



れぐるす

肩身が狭い。





◆ トークスタートです。



同僚くん「はい、というわけでまったり語っていきましょーか」


センパイ「まずはこの作品ってどんな話? ってところから教えてください」


同僚くん「『異世界不幸人つめあわせラノベ』です」(不幸人つめあわせラノベ??)


センパイ「めっちゃわかりづらいわ」(関西弁??)


同僚くん「先輩センパイ、今日はブログに載せるから関西弁は封印ゆーてませんでした?」


センパイ「もー知らんわ。ちゅーか、アンタもちょいちょいエセ関西弁やめーや。博多人やろジブン」(同僚くんは酔うとエセ関西弁はいります)



後輩ちゃん「話もどしましょセンパイ」


同僚くん「あ、はい」

センパイ「あ、はい」



同僚くん「いやね、読み進めていったらみなさんわかってもらえると思うんですよ。ただね、読んでないとさっぱりイミフメイでしょ? なんのこっちゃわかんないでしょ。だから、ね。買お? みんな買おう」


センパイ「投げっぱなしか」(未読組にも伝わるようおねがいします)


同僚くん「だってあらすじっていってもいろいろ話が入り組んでて複雑なんですもん」


センパイ「まぁなー、ゆーてもアレやろ? これこれ、これラノベやんな?」


同僚くん「あ、はい。これ表紙絵です」


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センパイ「はいきたー。主人公×ヒロイン!」



同僚くん「かわいいでしょ?」


センパイ「かわいい」

後輩ちゃん「かわいい」



同僚くん「はい、テンプレ合いの手ありがとうございます」(お約束?)



センパイ「ラノベによぅあるやんか。主人公がヒロインを取っ替え引っ替えしてな。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ系のハーレム」(ラノベあるある:ハーレム)


後輩ちゃん「あと主人公がめっちゃ強いってやつですよね」(ラノベあるある:主人公がつおい)


センパイ「いわゆる『バトルも恋愛も俺ツエーやべー系』やんな?」


同僚くん「いいところに目をつけました。みなさん、表紙絵をみたらたぶんそう思うんですよ。表紙だけ見たらね」


センパイ「なんやジブン。もったいぶるやん」


同僚くん「ふふふ。これを見てちょーだいよ」


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センパイ「やらしい」

後輩ちゃん「セクハラ」


同僚くん「まって待って。まちがえた。今のなしで」


センパイ「ほんまやらしーわー。完全に主人公、いたしちゃってるやん?」(いたしちゃってる??)


同僚くん「アンタ、これブログに載るばい? あんまベラベラ喋ったらいけん」(センパイ、それ以上はダメです)


センパイ「やかましいわ。作品紹介にかこつけて女子に『いたしちゃ絵』見せるセクハラマン」(いたしちゃ絵??)


同僚くん「ほんま…すんません」


センパイ「あたしはえーけど。な、後輩ちゃんに見せるのはな、アカンで? ほんま。それだけは許さへんから。いくらアンタでもな、アカン。後輩ちゃんだけは汚させへん」(たまに出るセンパイのガチトーン説教)


後輩ちゃん「センパイ…トゥンク」(セルフ擬音??)

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同僚くん「この後輩、手遅れな気がするわぁ」(座談会メンバーはもう手遅れです??)



後輩ちゃん「ホントはべつの絵を見せたかったんですよね?」(進行役が板についてきた後輩ちゃん)


同僚くん「そーそー。こっちこっち」



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センパイ「グロいわっ!」


同僚くん「よく近寄ってみてください。これね、ヒロインと主人公なんですよ。それがね、心臓むさぼってるんです」


センパイ「ちょおちょおちょお、まってまってまって。あたしマジでこーゆー系のムリ。えっぐいわあ」


同僚くん「これ、最新刊の表紙です。お近くの書店で見れます。買おう?」


センパイ「アンタけっこーSよな。隠れSやな」(同僚くんは隠れSです)


同僚くん「こんなふうにね。この作品はどっちかゆーたら『ダークファンタジー』なんです。主人公とヒロインがいちゃいちゃしてるように見えるシーンもありますけどね。だいたいアレです。悲劇への伏線ですからね」(いちゃいちゃ⇒絶望??)


センパイ「なんでアンタもれぐるすも揃ってそーゆーの好きなん? ほんまはマゾなん?」(センパイ、ぼくを巻き込んだらあきまへん)


同僚くん「まあ『ダークファンタジー』ですからね。出てくるヒロインみんな超ド級の闇を抱えてるんです。ほら、『ダークファンタジー』だから」


後輩ちゃん「ダークファンタジーってそんなでしたっけ?」(ダークファンタジーとは。)


センパイ「ジブン、ダークファンタジーって言いたいだけやんけ」(気に入ったフレーズを言いたいだけ?)



同僚くん「はい、ヒロインの絵。どんっ」


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センパイ「かわいい」

後輩ちゃん「かわいい」


同僚くん「ありがとうございます」(お約束。)




◆ 脱線することおよそ20分。とうとうあらすじ説明に入ります




同僚くん「じゃあ大きく分けて話しますね。今発売してるのは1〜8巻まであります」


後輩ちゃん「はい」


同僚くん「長編なのでそれぞれの巻で目的が変わるんですよ。コロコロコロ。2〜3巻は『聖誕祭編』。4〜6巻は『武闘大会編』。7〜8巻は『南北戦争編』」


センパイ「なるほどなぁ。『ワンピース』でいうと島を練り歩くみたいなもんやな」


同僚くん「センパイ、ワンピース好きですね」(センパイの愛読書:ワンピース)


センパイ「『俺ガイル』でいうと依頼ごとに話を追っていく感じやんな?」


同僚くん「センパイ、ほんま俺ガイル好きですね」(センパイの愛読書:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)


センパイ「由比ヶ浜結衣ちゃんはイイぞ。おっぱいおっぱい」(おっぱいおっぱい??)


同僚くん「なんで男性目線なんだよ」(センパイはおっさんくさい??)


センパイ「どっちかゆーたら百合やねん。結衣×雪乃で結ばれてほしい。八幡はすみっこおってな、賑やかしやんな」(主人公がいらない??)



後輩ちゃん「センパイ、この作品について語りましょ」


同僚くん「あ、はい」

センパイ「あ、はい」



後輩ちゃん「1巻はナニ編になるんですか?」


同僚くん「あー。1巻はね、『異世界迷宮の最深部を目指そう編』です」


センパイ「どゆこと?」


同僚くん「この作品のタイトル、『異世界迷宮の最深部を目指そう』じゃないですか」


センパイ「ふんふん」


同僚くん「なんでこのタイトルかっていうと、主人公の最終目標が『迷宮の奥を目指すこと』なんですよ」(主人公の最終目標は『迷宮の最深部に行くことです』)


後輩ちゃん「はい、ここで主人公のジークフリート=ヴィジターさんのフリップがこちらです」(フリップどんっ!)



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同僚くん「あ、おふねに乗ってる黒髪の彼ですね、主人公」


センパイ「めっちゃイケメン。」


同僚くん「ちなみにれぐるすはこの表紙絵に一目惚れして、見た瞬間1〜6巻まではアマゾンでポチったらしいです」(マジ。)


センパイ「ほんまれぐるすはそーゆーとこあるよな」



同僚くん「このコはね、異世界に突然召喚されて、途方にくれるんです。どうしましょ、って。それが最深部まで行けば奇跡が起こるって話を聞いて、ヨッシャ、行きますか、って」


センパイ「異世界での目的が見つかるわけやな」


同僚くん「それで地下迷宮に足を踏み入れて、どんどん最下層を目指していくんですよ。ゲームでもよくあるじゃないですか。地下迷宮をどんどん踏破していくやつ」


センパイ「あー、読めました。コツコツコツとレベルアップしながらどんどん強敵を倒していくんやね」(展開が読めました。)



同僚くん「そーなんですよ。10層ごとにボスモンスターとかいたりしてね」


センパイ「ボスクラスになると1人だけじゃ勝てないから、仲間とも結束したりしてね、ドラマがあるわけやね」


同僚くん「そーなんです。まぁ、10層にいるはずなのに、いきなり20層のボスがやってくるんですけどね」(10層に20層のボスがやってくる??)


センパイ「!?」(流れが変わったことを察知したセンパイ)



同僚くん「あと、10層のボスと30層のボスを地下世界から連れ出して、パーティー組んだりとかですね」(10層、30層のボスと一緒に冒険する??)


センパイ「は? ボスとパーティー組めるん? 夢やん。全RPGファンの夢やん」(ボスを仲間にするのはゲームプレイヤーの悲願?)



同僚くん「それ以降、とくに迷宮の中で特別なイベントはありません。だいたい地上が舞台です」(『異世界迷宮の最深部を目指そう』は2〜8巻まで地上が舞台??)


センパイ「ちょぉ、それもうタイトル関係ないやんけ。最初のコンセプトどこいったん」(作品名を揺るがしかねない??)


同僚くん「それでもっ! 『異世界迷宮の最深部を目指そう』なんですっ!!」(?)


後輩ちゃん「なんでそんな必死なんですか」(ファン特有の力強い作品肯定)




◆ 未読のかたにココを読んでほしいっ!『異世界迷宮の最深部を目指そう』の見どころを語っていただきました



同僚くん「この作品は3巻からが本番です。」(3巻からが本番??)


センパイ「せんせー、1〜2巻はどーなるんですかー? テストに出ないなら勉強しなくていーんですかー?」(小芝居??)



同僚くん「あー、それね。ぶっちゃけ、1〜2巻はウォーミングアップです。流し見くらいでもぜんぜん構いません。面白くなる3巻まで一気に読んじゃいましょう」(暴論。)



センパイ「ちょぉ待てや。わざわざ『1〜2巻も見所あるでー』って感じのわかりやすいフリしたやん。めっちゃぶら下がりやすいフックをスルーしおったな」(センパイなりの気遣い??)



同僚くん「1〜2巻では世界観の説明がわかるだけで十分です。むしろそこの流れで本を閉じてしまうくらいなら、さっさと切り上げて3巻を読んでほしい。もっと欲をいえば6巻まで読んでほしい。さらにいえば8巻まで読んでほしい」(饒舌)



センパイ「なんや、急に早口になりおった」(ファン特有の熱い作品語り)



同僚くん「ホント、巻を追うごとに尻上がりで盛り上がっていくんです。どんでん返しなんて当たり前。油断してたらねっ、すーぐ絶望の淵に立たされちゃいますよっ!」(絶望の淵に立たされます??)


後輩ちゃん「大丈夫ですか?? そのPRでいっちゃっても本当にいいんですか??」(広報担当の人選ミス??)



同僚くん「大丈夫です! 逆境、逆境、また逆境で、畳み掛けるような絶望の嵐! それをどうやって主人公がひっくり返すのか! そこがこの作品の熱いところであり、深いところなんです!」


センパイ「女のコのムフフも見れるよっ!」


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後輩ちゃん「熱烈なPR中にちょいちょいクールダウン挟みますね」(センパイがバランスを取っている?)



同僚くん「まー、ホントにね、作品を通してめっちゃおもしろいのにね、1〜2巻で足踏みしてるのはもったいないんですよ。どうせ1〜2巻なんて『ヒロインの腕が吹っ飛んだりヒロインの罵倒プレイ、放置プレイ、陵辱プレイ』くらいしか見所ないんですから」(ちょいちょい飛び交う暴論。)


センパイ「ジブン、やっぱ人選ミスやわ」(広報担当が足を引っ張っている。)



後輩ちゃん「その手のマニアにも親しみやすい作品になっておりますっ!」(?)


センパイ「後輩ちゃん、いきなりなにぶっこんでくんの。無垢なままのキミでいて」(次の広報担当もダメだ)




◆ 熱弁はまだまだ続いた。ーーしかし、未読組のかたのためにそれが表に出ることはないのであった。




同僚くん「熱い作品愛にふれて、どうでした?」


センパイ「ビールがおいしい」

後輩ちゃん「カシオレおいしい」


同僚くん「おれの愛が届いていない。」(絶望。)



センパイ「大半がネタバレばっかりだった」

後輩ちゃん「いいから全部貸してください」


同僚くん「オタクの肩身は狭い。世知辛い世の中」(酔いが覚めてきた??)



センパイ「まぁ、ブログに載せられるくらいの話はしたし?」


後輩ちゃん「まだまだ語り足りないし?」



同僚くん「2軒目、いきますか」



「「「れぐるすのおごりでっ!」」」




れぐるす「」





◆ れぐるすの『わたくしごと』




さて、今回こんなかたちをとったのは、『異世界迷宮の最深部を目指そう』という作品を語るうえで、どうしましょーと悩んだからでした。


ぼくの言葉で語ることはカンタン…………じゃあ、ないっ!



ちっともカンタンじゃありませんでした。

実際に語ろうとなると、どこを切り取ってどこをピックアップしてどこをクローズアップ現代するのか、まったく整理できなかったからです。


時間が過ぎて、自分の言葉で語りつくせるようになったら、ブログに書き起こそう。そんな悠長なことを考えているうちに早くも年の瀬が過ぎてしまいました。


こりゃ、自分の言葉ではムリだと思い、こうして座談会というかたちで知人に協力していただきました。(えっ、飲んで騒ぎたいのが本音? いやいやぁ、そんなまさかー)



ゆえに、今回のトークでぼくが口を挟んでいるところは積極的にカットしております。ぼくの好みで話し出したらですね、きっと収まりが悪くなると思ったので。



ちょうど、『異世界迷宮の最深部を目指そう』の1〜2巻が重版かかりましたよーっ!

っていうニュースも小耳に挟んだところだったので。まあ、ちょうどタイミング的にも良かったんじゃないかと。



異世界迷宮の最深部を目指そう 1 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 1 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 6 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 6 (オーバーラップ文庫)

漫画「かぐや様は告らせたい」の1巻が内容濃密すぎておなかいっぱい

 

 

先日、友人からおもしろい漫画を教えてくれと言われました。

はて、困ったぞ、と。漫画をお探しのかたはなにを基準に選んでいるんでしょう??

なかなか人に薦める時に「おもしろい作品」というと困ってしまいます。ただ、例えばの話「1冊ですごく満腹になるような作品」となればいくつかありますよね。

 

それでは、ぼくが出せるアンサーはこちら。

その名も「かぐや様は告らせたい」という漫画!

 

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こちら、なんと1巻を読むだけでもかなり読み応えのある作品となっております。けっこう満腹になるので何十巻も読むほど時間もないなー、ってかたなんかにもいいかも。

友人に薦めてもハマってくれたので、せっかくだから皆さんへの布教もかねてご紹介しちゃいますね。

 

 

最大のポイントはジャンルがラブコメであること!!

ストーリー形式の話だとなかなか好みがバラバラになると思うのですが、ゆるーく、かつめまぐるしく展開が変わっていくので途中で放り投げずに読むことができます。

 

 

どんな話なの?ってかた向けにかんたんですがあらすじをば。

 

むだに自意識の高い高校生男女による「恋の駆け引き心理バトル」!

実力主義のこの世界で負けること、こびへつらうことなど許されない! それは恋愛においてもしかり!

男と女、どちらがより優位に立つか。意中の相手と結ばれるのはもちろん、かつプライドも守るーー!そんな熾烈で不毛な戦いがはじまる!

 

と、まーそうゆうことです。

 

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『俺がチケットを先に買い、四宮に座席を伝えれば済む話ではある…だが、そうしてしまえばーー』

『あら、そんなに私と一緒に観たいのですか?ーーお可愛いこと

『駄目だ!!  俺たちはあくまで、たまたま同じ時間に同じ映画を観にきた関係! 

一緒のカウンターで券を買ってない時点でその行為には必死さが生まれてしまう!!

 

こんな感じで、男女がそろって映画を観にいくだけでも自分のプライドを守ることは忘れません。

自分から誘うこと、それすなわち負け組!

なにがなんでも相手から誘ってくるようにするのだ。勝ち組になれ!

 

 

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弁当を分けてあげるだけでもこのしたり顔。これ、勝ち負けってあるのかよ…っ!

 

 

こんな作品の性質上、ページの大半が主人公とヒロインの葛藤で占めております。

不器用すぎる2人の平行線恋愛模様に、読む手が止まらなくなること請け合い。

 

 

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ついウトウトしてる主人公。

こーゆーほっこりするシーンさえ…

 

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この状況、利用できますね??

 

敵の前で眠りこけるほうが悪い! 弱肉強食ゥ!

 

いや、いくら優位に立つってアナタ、寝てる人にどんなトリック仕掛けるっていうんですかっ!

 

 

わりと連載したばかりのころからジワジワ人気になってるみたいなので、そのうちアニメになったりしそうです。

その前にチェックしておきたい、ってかたにもオススメですよ。

 

あと単純に、腹黒ヒロインが可愛い。腹黒のくせに。萌える。それもいいな…ってかたにもぜひぜひ。

 

1巻だけでもおもしろいですが、友人談では次巻以降もめっちゃおもしろいと絶賛してくれてました。心理戦がね、ホント、衰えることなくてね。どんどん拍車がかかっていっておもしろいの。

 

 

最後に、ぼくの好きなブーメラン台詞

 

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変に策略ねって駆け引きなんてしても良いことないぞ!

作品の趣旨をひっくり返すようなことをっ!

 

 

 

「灰と幻想のグリムガル」原作最新刊(9巻)のメリイさんが破壊力高いというウワサは本当でした。

グリムガルがアニメ放送してたのがもう去年のことかー。そっかー。

しばらくグリムガルのサントラを聴いて余韻に浸っておりましたが、さてさて。ネットで何気なく検索していると原作9巻のうわさが飛び込んできましたよ。

それは2016年の10月ごろのこと。

 

いわく、「グリムガルの原作最新刊がヤバイ」らしい。

 

なにがヤバイって、「メリイさんのヒロイン力がヤバイ」らしい。

 

 

…………。

 

 

メリイさんのヒロイン力がヤバイっ!?

 

 

そして、一緒に見つけたネタバレ挿絵がこの部分なんですけれども。

 

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 メリイさんのヒロインぢからやばい!

 

 

 

実はぼく、愚かにも原作本は4巻くらいで止まっていたのである。

これはすぐ読まねばと思い立ち、急いでキンドル本読破しました。

 

というわけで、今回は9巻を中心に読後の感想を語ってみたいと思います。

もとい! メリイさんのかわいい特集を組みたいと思います。しょうがないね、メリイさんかわいいもんね。

 

 

◆9巻のメリイさんけっこうポンコツだぞ!

 

今までグリムガルはハルヒロ視点で語られることがほとんどでしたが、9巻ではチームハルヒロそれぞれの心の内が語られます。

ユメが敵に同情したり、シホルが芯の強いところを見せたり。今まで語られてこなかった思いが垣間見えるのですが…

 

その中で、メリイさんが最たるポンコツぶりを発揮しておられる!

 

一部だけ原作の引用をしてみます。

 

 

 

『雨にしっとり濡れたにゃあちゃんが近づいてくる……。

思わず、おいで、と言ってしまいそうになった。ち、ち、と舌を鳴らして手招きしたい。いや、だめだ。ーーだめ、……なのか? 敵じゃないのなら、べつにいいのでは? とくに問題ないような気も?』

 

 

 

雨の中、ねこと思しき生き物と出会ったときのシーンから抜粋したのものです。

メリイさんの堅物イメージを一瞬で瓦解させる。それだけのインパクトがこのワンシーンに凝縮されておる。

 

 

ほかにも、最初に引っ張ってきた原作の挿絵からもうかがえるとおり、メリイさん視点ではハルヒロがちやほやされてて拗ねる様子も描かれております。

 

 

ハルヒロは、参ったなあ、困った困った、大変なことになっちゃったなあ、という体でいるが、内心、役得というか、しめしめと思っているのではないか。たしかあのバカランタが前に言っていた。男性はたまるものらしい。メリイにとっては異性の話なのでよくわからないが、ようするにそういうことをしたくなるものなのだろう。ハルヒロだって男だ。いい相手がいればやっぱりそこは。

いいんじゃないでしょうか。それはそれで。見えないところでやってもらえれば、かまわないです。』

 
 
最後、自分に言い聞かせるようにいってるんでしょうが、心の中でも敬語を使っちゃうあたり、完全に拗ねちゃってます。
そしてランタのことをバカ呼ばわりするのも忘れない。なんだこの子、かわいいぞ。
 
 
 

◆ ハルのこと好きすぎ問題

 
普段からすんっとした態度でクールビューティぽく振舞ってるメリイさんですが、どうやら頭の中ではごちゃごちゃいろんなことを考えているご様子。
それも、ほとんどハルヒロの挙動に対しての反応っていうね!
 
 
 
ハルヒロくん!」
「来い、シホル!」
ハルヒロはシホルを抱きとめると、すぐさま背中に庇った。ーー何あれ。
かっこいい。
 
 
ハルヒロがシホルを敵から庇うシーン。
もうかっこいいって言っちゃってるしね、メリイさん。
 
 
 
『わたしたちは個々の力からいっても、総合的にみても、義勇兵としては一流どころか二流ですらないのかもしれないのに、どうして今日まで生き残ってこられたと思う?
誰よりもなによりも、ハル、あなたのおかげなの。わかってる?
たぶん、わかっていないだろう。十中八九、みんなのおかげだと考えている。自分みたいな頼りないリーダーについてきてくれて、支えてくれる、仲間たちのおかげだと。
おかしな人だと思わずにいられない。そんな人だからこそ、みんなついてゆくのだし、支えようとするし、一緒に歩いてゆきたいと願う。ーーハル』
 
 
ハルヒロの良き理解者ぶり。良妻ぶりである。
何回ハルのこと呼んでるんですかメリイさん!
 
ほかにも、メリイがハルヒロのことを「ハル」と呼ぶようになった理由もひっそりと語られてたり。ハルヒロの挙動にいちいち反応してるメリイさんの姿も描かれております。
 
 
もうアニメで描かれてきたクールビューティーなイメージがすでに原型を保ってないですね。
9巻は作中通しても異色というか、メリイさんのイメージを崩壊させる一点のみに力の限りを尽くしているような、そんな印象の物語となっております。
 
 
いやいや、もちろんみんなの独白が詰まってるわけで、ちゃんとチームハルヒロの絆の物語としてもちゃんと見応えのある物語になってますよ!
メリイさんだけでなく他のみんなもここぞとばかりにハルヒロのことを思い出してるところは込み上げてくるものが。
ハルヒロ、チームに恵まれてよかったね、ハルヒロ…っ!
グリムガルの人はみんな口では直接褒めてくれないけどね! 一日くらいハルヒロを褒めてあげる日をつくってあげたらいいんじゃないかな。
 
アニメが終わっても、ぼくはグリムガルを応援しております。これからも原作はちゃんと読もう。うん。