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Kindle三昧

小説とか漫画とかアニメとか。隠れた良作の楽しみ方を探求するブログです。

「食戟のソーマ」177話 =立ち上がる女騎士= を読んで。えりな様編がどうすれば面白くなるかマジメに考えてみた。


今週号の「食戟のソーマ」177話読みました!

女騎士と書いてジャンヌダルクと読む!


以下、感想にはネタバレ含みますのでご注意を!




◆ ソーマ、いつも食材がない


前回までのあらすじは、えりな様と下々の家来たちが、吹雪で陸の孤島となった山荘でがんばって生き抜くよ! ってところまででした。

吹雪に邪魔されるし食材はもうジャガイモくらいしかないし、こんな状況でどーすんの?ってところだけ聞いたら、すごくピンチでワクワクしそうなところです。

しかし、相手はTHE☆小物連合のセントラル。とてもじゃないけどソーマたちが苦戦する場面が思い浮かびません。これだけ何重苦にもしてまるで勝利が揺るがないなんて逆にすごい!



普通ならこーゆー場面、「困難をものともしないなんてソーマTUEEE!カッコいい!」ってなるはずなんだけど、今までにまったく似たような展開が続きすぎてちっとも困難に感じないのは困りもの。連載開始から何回「食材がない展開」をやれば気がすむんですか。この作品にいたってはぼくたち第1話の時点から目の当たりにしてるんですよ附田先生…。ぼくらは何回「なんちゃってローストポーク」を見ればいいんだい…。

そろそろ「食材も調味料もまったくない! しかたない、魚釣って海水をろ過して一品作ってやるぜ!」くらいの展開を見せてほしいところ。料理漫画じゃなくてサバイバル漫画だよコレ…。



おかしい、ぼくが読んできた「ソーマ」ってこんなにしょぼい漫画だったか…?

今でこそマンネリの権化「食材がない!ピンチ!」も第1話では面白く読めてたし、四ノ宮先輩が出てきたあたりからおもしろさが急加速してたはず。

それがいつの間にチンピラ眼鏡さんや陰険おばさんを倒す程度の小さいスケールの漫画になってしまったんだ…?


かつての栄光をどうにかして取り戻せないだろうかと、「ソーマ」がおもしろくなるために必要なことを考えてみることにしました。



◆  今こそ強くて感じのイイ宿敵が必要だ!



今の進級試験編…またはえりな編について。

大まかにいうと「えりな様とえりなパパによる代理戦争」です。それぞれが擁する派閥メンバーが戦っていく展開で、今のところソーマたち一年生の有望株と、対するは半数以上の現十傑とが対立する構図ですね。


現十傑に挑むという展開はなかなか熱く、予想されるワクワクの対戦カードは…


○ チンピラ眼鏡先輩VSソーマのリベンジマッチ

○ 最強司先輩VSソーマの再戦

○ 歩く痴女竜胆先輩は誰と対戦するのか

○ はじかれた元十傑はどう絡んでくるのか

○ 一年生唯一の十傑えりな様は十傑と戦うのか


というあたりでしょうか。


こうして見れば明らかですが、魅力的な対戦カード…因縁のある対戦カードが少ないっ! 少なすぎるよ!

以前に一度戦ってるとか宣戦布告してるとか親しい仲だったとか、そーゆー過去の伏線がないわけです。

それもそのはず、十傑に挑んだのはソーマばかり。


なんか顔見せ的に十傑のももちゃんが審査員してたこともありますが、その時に料理を振る舞った黒木場さん当人はとくに因縁に感じてなさそうなのがなんともネックですヨネ…。


十傑たちはみんながみんなソーマとの対戦枠を取り合いになりそうなのが展開として致命的じゃないでしょうか。



例えば、「ソーマ」のれぐるすが思う最高潮だったときを引き合いに出してみましょう。


なんといっても選抜編!

ソーマ以外のライバルたちも入り乱れて活躍します。このときは毎週が待ち遠しかったのを覚えています。

魅力的なキャラといえば、えりな様とも縁の深いアリスだったり、料理を占める要素のうち香りを支配していた葉山、潜在能力が高い黒木場、秘書の子緋紗子などなど。

トーナメントで当たればソーマはもちろん、それぞれの人間関係・力関係がある程度わかりやすくなっていたので誰と当たってもいい構図ができあがってましたよね。毎週のように「対戦カードが予想しづらい」「勝敗が読めない」というのがあってワクワク感に繋がっていたように思います。


いろいろくどいこと書いてるけど、選抜編は誰が勝ってもおかしくないしむしろ応援したくなるようなライバルばかりだったから読んでておもしろかったのよね。

ライバルをただ出せばいいってもんじゃなく、読者への好感度ってけっこーダイジ。


ただ、今のところは顔見せなり伏線なり前哨戦なりがなかったので十傑のみなさんがどうすごくてどんな性格してるのかなんてほぼほぼわからないので、これからの展開次第でおもしろキャラとして化ける可能性はありますよね。

というか、もう今の十傑戦を楽しむには掴みで強引におもしろくする以外ない気がするんだ…!



◆ 過去の試合と変わった趣旨にしてみる


他にパッと思いつくのは対戦形式を変えてみるという方法じゃないかと思います。


選抜編では「個人VS個人」というとにかく実力が上だと勝ち! というのが趣旨でした。

選抜編以前は「ソーマや遠月学園の生徒ってすごく息巻いてるけど実際の実力ってどんなもんなの?」というあやふやだった疑問がつきまとってました。が、 選抜編を通して「ソーマ」世界での格付けがはっきりしたっていうのがひとつあります。

同学年でも意外とソーマより格上がゴロゴロいるんだなあとか、落ちこぼれ設定の田所ちゃん強すぎやない…?とかとか。


で、選抜編を終えて次は進級試験編。


今のままだとまたもや個人戦を繰り返そうとしております。

いやいや、もう個人の実力はわかったってば!


これだとテーマとしてひねりがないので、例えば進級試験編はチームを組んで対戦するような「団体戦」のかたちを取ればちがった一面が見れたんじゃないのかなあ。

そもそも進級できないなら主人公のソーマが戦っても勝つのはある程度目に見えてるし、さんざん成長過程を見せてきた中で落第するというのも展開として納得しづらいですよね。

ならば! 今まで組んだことがない人とランダムで組めるようにして新鮮味を持たせればいいのでは…!


幸いというか今までなにやってんだって話ですが、脚光を浴びてない寮生や1年次生たちもいることだし。

逆に強いソーマに格下のバディーを当てがうことでソーマ側の足かせになるっていう展開があったらおもしろかったんじゃないかな。


まあ、それは一度VS四ノ宮先輩で見ているのだけれど。


個人的に見てみたいのは、ソーマ&丸井、タクミ&黒木場、肉魅&アリスみたいな性格が噛み合いそうにない人たちですかね。伊武先くんにもそろそろ活躍してほしいと願ってるけれど、組み合わせで輝きそうなものがなかったんだぜ…ゆるせ…



◆ そろそろえりな様をなんとかする


今回の肝は「ツンケンして浮いてたえりな様にも友達いっぱいできるかな?」というテーマだと思います。


最近ではあれだけ毛嫌いしてたソーマとも親しくなってきて一緒に素敵な夜景を見たりするほどの仲にもなっていますね。ヒロイン力急上昇中。


ただ、この夜景を見るエピソード、残念ながらちっともムードがないとれぐるすの中ですこぶる不評です。いや、ソーマとえりな様にそーゆームードを期待するほうが酷なのか…?

あれだけ恋に落ちるシチュエーションだったにもかかわらず、ソーマは「イクラみてーだなー」とかわけのわからないこと言ってお茶を濁すし、せめて、お茶を濁すにしてもさ…! もっと先の展開に期待をしてしまうような、「ソーマもちょっと意識しだした」くらいのモヤっと感があってよくないですか附田センセー! 机があったらバンバン叩いて熱弁を振るってしまうところ!


なんだかんだいってもえりな様が本作のメインヒロインであるところに揺るぎはない…はず! なので、もっと今の不遇な立場をなんとかしてあげてもいいんじゃないのって話です。

それっておもしろい展開か?と聞かれればれぐるす的にはイエス! ことここに関してだけは客観的意見だとか一般論だとかは関係ねー! 個人ブログの名の下にれぐるすの嗜好を叩っこむ!


やり方はいろいろあると思うんですよ!

最近減ってきたソーマとえりな様の痴話喧嘩を増し増しにしてみるなり、不意に2人の意見がぴったり合っていつもと違う感じにギクシャクしたり、たまには押されっぱなしのえりな様が逆にソーマを振り回してみたり。


別に「ソーマ」にラブコメ一辺倒でがんばってほしいわけじゃないけど、料理をテーマにしている以上は「特別に料理を振舞いたい相手」ってのは必要だと思うんですよ。

そうなるとやっぱりラブでコメな展開がちょっぴり入ってくると。それが殺伐としたプロ料理人の心の支えになったりするとすごくジーンとくる話になって物語に奥行きが出てくるじゃないですか。


選抜編で葉山くんが恩師のために戦うって言ってる場面、ぼくは個人的に大好きですしね!

はっきりいってあれを聞いたら葉山くんが主人公でも良かったんじゃと思ってしまうほど。



◆ 結論! れぐるすの答え


えりな様もっとガンバレ!!!




お粗末さまでした!