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Kindle三昧

小説とか漫画とかアニメとか。隠れた良作の楽しみ方を探求するブログです。

アニメ「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」を3話まで観て。お、おかしい……ぼくは「反テンプリズム」を見ていたはずでは……

 

4月から今期のアニメが続々と始まっていますね。
その中でも今回は「ロクアカ」こと「ロクでなし魔術講師とアカシックレコード」を取り上げましょう。


なぜって? 理由は単純!
アニメ「ロクアカ」は今期の中でれぐるすが最初にピンときたから! ちょっと贔屓目に見ておりますよ。

 

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ひとまず1〜3話まで見終えて。それぞれぼくが持った印象を、時系列順に振り返ってみますね。

 

 

◆ 1話「やる気のないロクでなし」を観て。


始まりましたー! うおおー! アニメ第1話ってむやみにテンション上がるっ!
…とはいうものの、1話の内容自体は「メインキャラ誰も見せ場ないんかいっ!」ってツッコミを入れるしかない…! この全力でツッコミを享受する姿勢、ぼく嫌いじゃないぜ!


毎期ごとにある、いわゆる「ラノベアニメ枠」…あるいは「石鹸枠」「テンプレ系」の筆頭として満を辞して放送されました。…こ、こうやって言ってみるとあんまり通り名はよろしくないね…
この通り名からもわかるとおり、「ラノベアニメ=低クオリティ」というのがわりとここ最近の風潮みたいです。
なんでそんなことになったのかっていうと、主に「女の子と出会う!」「女の子の着替えを覗く!」「女の子から決闘を申し込まれる!」「チートスキルで女の子を倒す!」「フォーリンラブ!」という完全性テンプレ的脚本に沿ってストーリーが進み、そのまま最終話まで完走しちゃう…というのが一時期大流行したから。そりゃあ似たようなストーリーばっかり見せられたらうへぇ…てなっちゃうよ、しょーがない。


…が! 「ロクアカ」はそんな「ラノベアニメあるある」を逆手にとり、上手にギャグとして昇華しておりましたっ!
こうしてみると主人公が「やれやれ…だりー」ってやってるのも物事に対して批判的なキャラとして立っていて、うん。なかなか自然なキャラっぽいじゃあないですか! 周りのヒロインたちをあえて純真無垢っぽく振舞わせ、それを車に構える主人公目線で「ご都合主義の世界を遠巻きに眺める視聴者の代弁者」って感じで、うんうん。いいんじゃあないでしょうかっ!?
なるほど…まるで「俺ガイル」のような風刺的な作風なのか…! おもしろくなりそうだ! と、変なところでぼくのモチベスイッチが完全に入っちゃいました。断りを入れるのが大変遅くなりましたが……ぼくの感性はだいぶヘンだ。

 

 

◆ 2話「ほんのわずかなやる気」を観て。


ひとまずお先に。
ぼくの期待していた方向からは完全にズレた! Oh…


どういうわけかさっぱりわからないけれど、あれだけ「これはテンプレ風刺を楽しむギャグアニメだヨ?」といわんばかりの盛大な前フリがあった第1話。その盛大な前フリを全て包んでくるんでゴミ箱にダンクシュートして、2話からはまったくのテンプレ展開が始まってしまったぞ…! は、はじまってしまった、ぞ…?
お、おかしい…ぼくの気分としては今まさに昇ってた梯子を突然乱暴にハズされたような気分です…急降下しちゃうよ…


え、えっと…いやまて、落ち着け。よーく振り返ってみよう。ぼくの描いていた「反テンプリズム」なところがどこかにあるはずだ…絶対残っているはずだ…


まず…「ロクデナシだといわれていた先生が急に真面目な話を始める」
「生徒たちが褒めちぎる」
「なぜかシスティちゃんが好意的になっている」
「学校にテロリストが現れてチートスキルで倒す」


まごうことなきテンプレートじゃ……ない……です……か。
学校にテロリストとか…全世界の思春期ボーイ&ガールたちが思い描く…夢の象徴じゃないですか……


第1話は、うぅーん…? あれっ、ぼくまったく別の作品を見ていたりしないかい…?

 

このへんの唐突なアルカナのカード登場では真面目にギャグしてておもしろかったけれども…!

なんだよあの謎ポーズとグレン先生のキラキラエフェクト…笑わせにきてるよあんなの…

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ほかには、ズドンさんが人気(ラジオ談)な理由がよくわかりました。すばらしい変態さんですね(ラジオ参照)

 

 

◆ 3話「愚者と死神」を観て。


あ、これはこれでおもしろいぞ…?


2話を経て、ぼくが楽しむべき方向性を見失ったところでの3話です。だいぶ軌道修正された感があります。ぼくにも…ぼくにも光明が見えてきたよ…っ!


ざっくり振り返ると、「とある魔術の〜」の小規模バージョンといったところ! ただ、今のところは学校にテロリストがやってきたというだけなので、イマイチ壮大さには欠けるけども…主人公グレン先生のチートスキルに対しても「敵側なりの対抗策」をそれぞれ提示して攻略しようとしていたのが、れぐるす的にオイシイ見どころ。


だいたいこの手のって、主人公が敵のチートスキルの攻略をしようとばかりになりがちだけど、敵側にやらせるのがおもしろいですね。「魔法キャンセルをされる前にあらかじめ使っておく」とかは単純だけど、敵側もちゃんと不測の事態に対処しようとしてるって感じがうかがえていいなー。


ただ、なんというか…

これはアニメの演出の話になっちゃうんだけど、どれもこれも…「愚者の世界」の登場にしてもその欠点にしても、唐突感が否めないのが、ほんっとーに残念なところ。これたぶん、1話をあんな内容にするくらいならこのへんを丁寧に補足するなり伏線張るなり、やりようがあったのでは…と思っちゃいますね。
たとえば授業の中でたった一言、「魔法は一度発動すると止められないけど出だしで阻止すれば発動しない」とか、そーゆーフォローがあるだけで視聴者も置いてけぼりにならない「丁寧な話」になったんじゃないかなあ、とか。ぼくなりに安っぽい頭を使って考えてみたのでした。


でも演出が惜しいってだけで、話自体は2人のヒロインにそれぞれ特徴を見せてたし、たぶん原作の内容は充実してるんじゃないかというのがうかがえました。

聞くところによるとアニメ化前からかなり売上上位ランカーに君臨していたそうだし。どうせならこれ、アニメよりも原作ラノベを読んだほうが楽しめるのかもしれない。

 


いろいろ迷い道しましたが、たぶん今後もアニメは追っていくことになりそうです。