【コラム】「この素晴らしい世界に祝福を!2」の水の都アルカンレティアが素晴らしかったので紀行文っぽくリポートしてみた。
◆ はじめに
アニメ「このすば2」の第8話を観て、舞台となった街「水の都アルカンレティア」がとてもとても素晴らしかったので、その想いを伝えるために旅行ガイドブック風にまとめてみました。アクシズ教よ、アクアさまよ…もっと世の中に広まりたまえ…
なお、本文の内容には根拠のない情報も含まれますがネタ記事なので流してくだされば幸いです。
ネタバレを少なからず含みますので読み進めるさいにはご注意ください。
◆ ビバ! 水の都「アルカンレティア」ぶらり紀行
美しい水の都「アルカンレティア」をゆっくりと観光してみましょう。
長いトンネルを抜けた先には…ほら、車窓の外にはもう見えてきましたね。
入江に佇む、みやびな街並み。
アルカンレティアは周囲を切り立った崖に覆われています。しかし、いまでは海に架かる大橋のおかげで他の街からのアクセスも手軽にできるようになりました。始まりの街「アクセル」を出発して馬車に揺られること1日と数刻ほどで到着です。
世界でも有数の温泉街として栄えるアルカンレティアは、水の女神「アクア」とも古くからゆかりがあります。街の中心に構える世界三大宗教の「アクシズ教団」の本部は、どこからでも望むことができるでしょう。
◆ アクシズ教のご神体といわれる女神アクア。豊穣を司るとされる。
街の正門をくぐると市民たちが温かく出迎えてくれます。それもそのはず、アルカンレティアを支えているのは観光事業。市民たちも観光客にはとても友好的です。そして開放的。
「おひまならアクシズ教のカフェがオススメですよ」とは、すっかりアルカンレティアでは馴染み深いフレーズ。それは、初めてこの街を訪れる人が道に迷わないようにとの市民たちの細やかな心配りです。
見知らぬ土地で突然声をかけられ、きっと最初のうちは戸惑うことでしょう。でもご安心を。何度もこの街を散策していると、まるで昔からの友人のように近しく感じられるのではないでしょうか。
商売ではなく市民たちによるサービス精神の賜物なので、余計な下心なしで受け入れられるのも嬉しいですね。こうした雰囲気もまた、この街が多くの人々から親しまれる理由のひとつとなっています。
無償の心遣いには、なにかお返しをしたくなるというもの。
しかし彼らはお金なんて受け取りません。彼らへのせめてもの恩返しにはチップではなく、あなたのお名前を貸してあげるといいでしょう。彼らがいつも大事そうに抱えている紙に署名をしてあげるだけで大丈夫です。その行ないはきっと、巡りめぐってあなたの幸せにも結びつくことですから。
アルカンレティアでのお土産をお探しなら、洗剤なんていかがでしょうか。
「一番の人気よ」と誇らしげに語るのは、この商品を配り歩くコチラのご婦人。
なんと彼女は、商売ではなく無料で配っているのだとか。お金をとるわけでもなく手渡してくれるのは嬉しい反面、なんだか申し訳なく感じますね。
この洗剤のほかとはちがうポイントは、水の女神アクアの加護が宿っていること。身体に害のないよう清められています。飲んでもOK
水の都を冠するとおり、アルカンレティアは街の空気も暮らす人々もとても純粋で清らかなところでした。
都会の喧騒に疲れた時、ふらりと立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。きっとこの街を忘れられなくなるはずです。筆者もこのレポートを書くおり、アクシズ教に入信致しました。生まれ変わったように幸せな気分です。エリス教を根絶せよ。