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Kindle三昧

小説とか漫画とかアニメとか。隠れた良作の楽しみ方を探求するブログです。

アニメ「灰と幻想のグリムガル」11話を観て、メリイ姉さんの演技に涙出てきた

アニメ 灰と幻想のグリムガル ダークファンタジー ファンタジー系


アニメ「灰と幻想のグリムガル」11話を観ました。

やっぱり映像ってズルいっ!


のっけからなんのこっちゃと思う人はとにかく11話を観てください。11話のメリイ姉さんの声色遣いはほんっとに鳥肌モノですから!



なお、以下ネタバレ注意ですっ!




◆ 「ディスペル!」メリイ姉さんがんばる!



今回の見所は誰がなんと言おうと前半戦です!

「不死王の呪い」によってアンデッドとなったチームハヤシの面々が登場。

その呪いを解くのはチームハルヒロの遅れてきたヒロイン・メリイ姉さんです。


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ここでハルヒロたちが格上相手(しかも不死者)と戦いを始めますが、そんなものはメリイ姉さんの前では余興でしかありません。

メリイ姉さんがかつての仲間たちを労わるように、「ディスペル」をかけていくのは屈指の名シーンですよ!


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れぐるす的にここが見所っていのが、

同じ「ディスペル」を唱えているのに、1回ごとにその声色がまったく違うとこ!

相手が3人いるので3回繰り返すのですが、そのたびにだんだん涙声になっていて聞いていてこっちまで心苦しくなります。

ハルヒロたちを助けるためにもとにかく早くなんとかしなきゃ!って唱えた「ディスペル」と、

実際灰になってしまうのを目の当たりにして涙腺が決壊して唱える「ディスペル」、

最後は別れを惜しむようにゆっくり紡ぐ「ディスペル」

これはれぐるすの感じ方次第ですけど、こういう感情表現がすごく丁寧だな、とグリムガルを見続けていてずっと感じています。


前にもメリイさんの声遣いがすごいな、と思ったのは、パーティーに入ってきたばかりの頃だったかな。ハルヒロがリーダーとしてメリイさんに「いっしょに飯いかない?」と誘うシーン。

「結構です」ってツンツンした返事をするメリイさん。でも話し方ちがくない?とハルヒロが思ったか「なんで敬語?」と聞くと

「…っ! と…くに意味はない、けど」

と若干上ずった声で答えるシーン。

なんていうんでしょう、うまく言えないけどリアルにいるじゃないですか、人見知りな子。学校でいるようなコミュ症気味な子の声がこんなかたちで聴けるとは、と放送当時は奇妙な感動を覚えたものです。




◆ 「生っぽい会話」が上手い! グリムガルの世界を作る声優がた



これはなにもメリイさんの声優さんだけがずば抜けてハマってる!ってことだけじゃなくて、ハルヒロたち他の面々も含めて、グリムガルの現場が「生っぽい日常会話」を目指してるんだろうなー、とすごくすごく伝わってきてなんだか嬉しくなります。ぼくは声優さんとかあんまり詳しくないのでそのへんはわかりませんが。


最初は違和感もあったんだけどなー。

ハルヒロなんか声が渋すぎて「おいおい主人公老けすぎやん…こんなひょろっとしたラノベ主人公とは合わないんちゃう?」とPV放送当時は思ってたんです。だって「進撃の巨人」のライナーと同じ声ですよ。あれとハルヒロ比べるのはなかなかヤバないです?


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ハルヒロと、


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結婚願望ダダ漏れ兄貴。同じ声ってビビる。



まあそれも杞憂で、声遣いが上手いからかもはやハルヒロはこの声じゃないとダメだなと思えるレベルに。ハルヒロのうじうじと頭の中で葛藤してるところとか、ゴブリン戦みたいな必死な場面での声とか、すごくベストマッチなんですよね!

緩んだ場面や緊張感を出しているのはなにも絵やBGMだけじゃなくって、グリムガルにかぎっていえばほぼほぼ声優さんたちの声の力が大きいんじゃないかと思います。




◆ だから、映像はずるい!



以前もこんなこと書いた気がしますが、映像と比べると小説はどうしてもパワーダウンします。

「ここでこんな場面を想像してほしい!」という作者の思いが伝わりづらいんですよね。


もちろん作者は自分の知りうる言葉の限りを尽くして、「どうしてもこれを伝えたいんだっ!届けっ!」と念じるわけですが、どれだけくどく文章を書いたとしても、平坦な文章と同じくらい読み流されてしまうこともあります。そりゃそうです。作者と読者では頭で考えてることがちがうから。

どうしても自分のイメージに当てはめることしかできないので、やっぱり劇的なシーンで視聴者を「こっち側」に引っ張り込むのは「音」の力には敵わないなあと。


例えば今週も今週でランタくんがウザい「バカ」発言をしていますが、原作だと「ヴァカ」と書かれただけのものが「ブァーカ」みたいな、なんていうんでしょう、独特の舌が回ったような発言に捉えられていて、「ウザいけどちょっと憎めない言い方」に絶妙にコミカルになっています。こういう捉え方ができるとランタがあんまりストレス要因じゃなくなるからすごく安心できるなーと。みてて思ったり。

これも視聴者の感じ方次第ってことはあると思いますが。でもやっぱり文字と比べて感情がストレートに伝わるのはホント、生の声には勝てないよね、という。



そんな奥深いグリムガルを堪能できるのも、あと一話だけ! 次回は最終回です。

えっ、うそ、早っ!

ランタのシーンとかやらないつもりなの!? まるまるカットは勘弁してよー、マジで!

というか、グリムガルがこんな早く終わるなんてヤダ!

原作を朗読するだけでもいいからさー、ドラマCDとか出してくれないかなー。それかアマゾンのAudibleとか。出たら買うよ、買いますよ。ぼく買うから。出してよーまじで。


次は最終回の感想ですお会いしましょう! ではでは。